夏になると、いつの間にか耳元で「ブーン…」という音がして、不快な気分になることがあります。そう、蚊です。気づいた時には刺されていて、あとから強いかゆみに悩まされることもあります。
特に厄介なのが、音もなく近づいて吸血する「ヤブカ(ヒトスジシマカ)」です。刺された瞬間は気づきにくく、後から赤く腫れてかゆくなります。
では、蚊に刺された時のかゆみはどうすれば和らぐのでしょうか?
「温めるといい」「冷やすといい」など様々な説がありますが、今回はその違いをわかりやすく解説します。

なぜ蚊に刺されるとかゆくなるの?
蚊は皮膚に針のような口を刺して血を吸います。その時、血を吸いやすくするために唾液を体内へ入れます。
この唾液に体が反応し、
* ヒスタミンが放出される
* 皮膚が炎症を起こす
* 神経が刺激される
ことで、「かゆい!」と感じるのです。
つまり、かゆみの正体は**蚊の唾液によるアレルギー反応**です。
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蚊のかゆみを止めるには冷やすのが効果的
結論から言うと、**蚊に刺された時は冷やすのがおすすめ**です。
なぜ冷やすと良いの?
患部を冷やすことで、
* 炎症を抑える
* ヒスタミンの働きを弱める
* 神経の感覚を鈍らせる
という効果が期待できます。
そのため、かゆみや赤みがやわらぎやすくなります。
冷やし方の例
* 冷たい水で洗う
* 濡れタオルを当てる
* 保冷剤をタオルで包んで数分当てる
※氷を直接当てると刺激が強いので避けましょう。
温めるのはダメなの?
「温めると蚊の毒が分解される」と言われることがありますが、基本的にはおすすめしません。
温めるデメリット
温めると血流が良くなり、
* 炎症が悪化する
* かゆみが強くなる
* 赤みが増す
ことがあります。
また、熱いお湯やドライヤーなどを使うと、やけどの危険もあります。
そのため、家庭で安全に対処するなら**冷やす方が無難で安心**です。
蚊に刺された時にやってはいけないこと
1. かきむしる
かくと皮膚が傷つき、雑菌が入りやすくなります。跡が残る原因にもなります。
2. 熱いお湯をかける
一時的に感覚が鈍っても、炎症悪化の可能性があります。
3. 放置して掻き続ける
かゆみが長引き、とびひなど二次感染につながることもあります。

かゆみ止め薬があるなら使ってOK
市販の虫刺され薬には、
* 抗ヒスタミン成分
* 炎症を抑える成分
* かゆみ止め成分
が入っているものがあります。
冷やしたあとに塗ると、さらに楽になることがあります。
症状が強い場合は、池田模範堂のムヒシリーズや、金冠堂のキンカンなど一般的な市販薬も選択肢です。肌に合うものを選びましょう。
病院に行った方がいいケース
次のような場合は皮膚科受診がおすすめです。
* 腫れが大きい
* 強い痛みがある
* 水ぶくれになった
* 数日たっても治らない
* 子どもがひどくかき壊した
蚊に刺されない予防も大切
そもそも刺されないことが一番です。
予防方法
* 虫よけスプレーを使う
* 長袖・長ズボンを着る
* 黒い服を避ける
* 汗をこまめに拭く
* 扇風機を使う
特にヤブカは日中でも活動するので、公園や庭仕事では注意しましょう。
まとめ
蚊に刺された時のかゆみ対策は、**温めるより冷やす方がおすすめ**です。
ポイントまとめ
* かゆみの原因は蚊の唾液への反応
* 冷やすと炎症とかゆみがやわらぐ
* 温めると悪化することがある
* かきむしらないことが大切
* 市販薬も有効
蚊に刺されたら、まずは落ち着いて冷やしてみましょう。
夏の不快なかゆみ対策として、ぜひ覚えておいてください。

