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神社や寺院でおみくじを引く、その読み解き方を詳しく解説

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宗教

訪れる新年には多くの人が神社や寺院でおみくじを引きます。神職や巫女が番号付きの箱を振り、参拝者が選んだ番号のおみくじを取り出します。一部の神社では、お賽銭を入れると仕掛け人形が動き、おみくじを選ぶ様子も見られます。おみくじを開く瞬間のワクワク感は多くの人が共有する体験ですが、その読み解き方を詳しく知る人は少ないかもしれません。

おみくじとは?

おみくじは、訪れた神仏からの神聖なメッセージを含んでいます。基本的に、おみくじとは参拝時に引かれる吉凶を占うくじで、尊敬語の「おみ」が付くことで神聖さが強調されます。歴史的には、竹の筒から竹串を引いて占ったとされ、その筒から引かれたくじによって吉凶が決まりました。

和歌や漢詩はおみくじに書かれた、直接的な神のメッセージとされます。神が願いを聞き届ける形として、巫女を通じて託宣歌が伝えられることがありました。この和歌や漢詩を解釈することで、神仏の意志が明らかにされます。現在、神社でのおみくじは和歌が、寺院では漢詩が中心になっていることが多いです。

おみくじに記される吉凶

おみくじに記される吉凶は一つの目安として捉えることが大切です。大吉から大凶までの7段階や9段階で分類されることが多いですが、実際には「凶」を含まないものも増えています。おみくじで「凶」を引いたとしても悲観する事はありません。今現在がドン底と考えれば、これから運勢が向上すると思えばいいのです。間違っても「凶」だからと言って、大吉が出るまで引き直すというのはダメですよ。

実際に「凶」を引き、元直しだと言って再度引き「凶」、三度目の正直も「凶」で心に深傷を負った人がいました。交際していた彼女とは別れたそうです。

おみくじの項目

特に興味深いのが「待ち人」という項目です。これは、遠く離れた大切な人や未来の出会いを指し、その人がもたらす影響や情報を待つという意味があります。現代では、「待ち人」には特定の人物だけでなく、重要な出来事や好機をも指す場合があります。例えば、昇進や結婚のチャンスなど、個人の状況に応じて異なる解釈が可能です。

「待ち人来ず」と表示された場合、それが即座にネガティブな意味ではなく、今はその時期ではないという指摘です。具体的な連絡がある場合もありますが、基本的には現状を改善するヒントとして受け取り、自己向上に努めることが大切です。

恋愛や結婚に関連する項目では、「恋愛」と「縁談」が区別されます。恋愛はロマンティックな関係を、縁談は具体的な結婚の話を指すことが多いです。おみくじを引く際には、自分が何を求めているのかを明確にし、その項目に集中することが重要です。

おみくじを引く際には、何を尋ねたいのかをはっきりと意識することが大切です。特定の質問に答えを求めておみくじを引くと、その答えに焦点を当てた解釈が可能になります。例えば恋愛成就を願う場合、「恋愛」の項目に注目し、その答えを重視することで、自分の現在の状況に最も適したアドバイスを得ることができるでしょう。

和歌や漢詩

また、「おみくじ」の吉凶を示す言葉だけでなく、隣接する和歌や漢詩にも注意を払うことが重要です。いやこちらを眼目とするべきです。これらの詩文には、現在の心境や未来の指針についてのヒントが含まれていることが多いのです。たとえ目に見える形での吉凶が示されていても、詩文の内容が心に響くことがあります。そのため、おみくじの項目を細かく読むのではなく、和歌や漢詩を楽しみ、そのイメージを喚起させ、心を遊ばせ、情緒を大切にしたいですね。

心に神の息吹が吹き込んでくると云えばキザでしょうか。

おみくじの雑学

漢詩のおみくじで有名なのは金龍山浅草寺です。ここのおみくじは圧倒的に「凶」が多いことで知られています。私自身のことですが「凶」にほとほと嫌気がさしていた時に、お隣の浅草神社にお参りをしてから浅草寺に行くようにしてみました。すると、心持ち「吉」が出るようになったような気がします。

これは噂ですが、諏訪大社のおみくじはよく当たるそうです。私自身実感としては、なんだかなあと思いますが、新緑の瑞々しい感じがしてます。箱根神社はオーソドックスなおみくじで、和歌が楽しめます。奈良の三輪大社のおみくじは万葉集とか古今和歌集などの和歌を掲載していますね。石川県の白山比咩神社のおみくじは易経だったような記憶があります。

まとめ

おみくじの吉凶に心穏やかでない意持ちはわかりますが、「凶」が出たからと落ち込むことなく、また「吉」だからといって油断することなく、全て神様に委ねれば良いのではないでしょうか?ちなみに、おみくじの有効期限はどれくらいだと思われますか。一般的に言われているのが、1ヶ月から3ヶ月程度のようです。最長で一年とも言われています。最低でも一年に数回お参りに来なさいということでしょうね。

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